大幅続落、コロナ再流行で需要回復見通しが悪化=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物4月限(WTI)(終値)
1バレル=60.00(-4.60 -7.12%)

 ニューヨーク原油の期近は大幅続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比4.60~4.57ドル安。その他の限月は4.51~0.87ドル安。

 新型コロナウイルスが再流行する国が目立つなかで、景気や石油需要の回復が遅れる可能性が高まっており、利益確定の売りが集まった。世界第3位の石油消費国であるインドの新規感染者数は鮮明に上向いているほか、欧州ではフランス、イタリア、ドイツで流行が悪化している。アストラゼネカが開発したワクチンの使用を一時見送る国が多いことも景気回復見通しを曇らせている。

 時間外取引から4月限は上値が重く、通常取引が始まると売りが強まった。一方的な下げとなり、終盤にかけては58.20ドルまで急落した。ただ、引けにかけてはやや戻した。

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