週明け22日の東京株式市場はリスク回避の売りで日経平均は大幅続落、前週末の日銀のETF買い入れ手法の変更を引き続き嫌気する形で600円超の下げとなった。 大引けの日経平均株価は前営業日比617円90銭安の2万9174円15銭と大幅続落。東証1部の売買高概算は13億8426万株、売買代金概算は3兆338億2000万円。値上がり銘柄数は908、対して値下がり銘柄数は1190、変わらずは97銘柄だった。 きょうの東京市場は、朝方から主力株中心に売り優勢の地合いで寄り後も下げ幅を広げる展開となった。前週末の米国株市場ではFRBが大手銀行の資本規制の特例緩和措置を延長しなかったことなどが嫌気されNYダウが続落、これを受けて東京市場も風向きが悪い。前週の日銀の金融政策決定会合でETFの購入方法について日経平均連動型を除外すると発表したことが波紋を呼んでいる。きょうも日経平均寄与度の高い一部の値がさ株が売られ全体の下げを助長した。日経平均は一時700円近い下げをみせる場面もあった。ただ、海運株など大きく買われるセクターもあり、売り一色という状態でもない。値上がり銘柄数は900を超え、全体の4割強を占めた。売買代金は活況が続き3兆円を上回った。 個別では、ファーストリテイリング<9983>が4000円を超える下げで続急落、トヨタ自動車<7203>の下げも目立った。キーエンス<6861>、東京エレクトロン<8035>、ファナック<6954>なども売られた。東京海上ホールディングス<8766>、エムスリー<2413>、ダイキン工業<6367>なども売りに押された。グリムス<3150>が急落、日本オラクル<4716>、AOKIホールディングス<8214>も大幅安。 半面、任天堂<7974>が堅調。武田薬品工業<4502>もプラス圏で引けた。三菱商事<8058>も買いが優勢だった。日本郵船<9101>、商船三井<9104>など海運株が大きく買われた。岩井コスモホールディングス<8707>が値を飛ばし、gumi<3903>も大幅高。河西工業<7256>、大豊工業<6470>、VTホールディングス<7593>なども急速に上値を追った。 出所:MINKABU PRESS
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