アジア株 豪州株は続伸 住宅価格が1988年以来の高水準に、バブルを警戒する声も 東京時間14:11現在 香港ハンセン指数 28667.64(+289.29 +1.02%) 中国上海総合指数 3450.36(+8.45 +0.25%) 台湾加権指数 16555.76(+124.63 +0.76%) 韓国総合株価指数 3085.81(+24.39 +0.80%) 豪ASX200指数 6828.70(+38.03 +0.56%) インドSENSEX30種 49721.33(+212.18 +0.43%) アジア株は総じて上昇、前日のナスダック高を好感した買いが続いている。 香港市場ではテンセントホールディングスが4.7%高、舜宇光学科技が3.4%高、瑞声科技は0.9%高。韓国市場ではSKハイニックスが5.2%高。台湾TSMCは2.9%高。 上海株は上値の重い展開。欧米諸国との関係悪化が依然として懸念されている。米国務省は30日、中国当局による新疆ウイグル自治区の少数民族弾圧はジェノサイド(大量虐殺)に当たるとの人権報告書を公表した。先月、ウイグル族問題を巡り、米国・カナダ・英国・EUからの制裁措置を受け、中国側はこれらの国に対し報復措置を取ることを決定した。きょう発表された中国3月の財新製造業PMIは50.6と前回の50.9から低下、昨年4月以来の低水準となったこともやや懸念されているもよう。 豪州株は続伸。素材やハイテク、医療品関連が上昇している。きょう発表された一連の経済統計の内容が好感されているもよう。豪州2月の小売売上高(確報値)は-0.8%と市場予想ほどは悪くなかった。豪州3月の住宅価格は前月比+2.8%と、1988年10月以来の高水準を記録した。きのう発表された豪州2月の住宅建設許可も強い内容だった。前月比で+21.6%と前回から大幅増に転じ、2013年9月以来の高水準を記録した。ただ、NZと同様、豪州でも住宅バブルへの警戒感が高まっている。豪政府が近く住宅価格抑制策を導入するのではないかとの憶測も広がっている。
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