マイクロンが上昇 予想上回る強気な見通しを示す=米国株個別

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 マイクロンが上昇。12-2月期決算(第2四半期)を発表しており、1株利益が予想を上回ったほか、第3四半期の見通しも1株利益、売上高ともに予想を上回る強気な見通しを示した。PCやスマホのハードディズク用の半導体需要が好調。

 同社はDRAMの見通しについて、深刻な供給不足を背景に価格が急上昇しており、年内は需要が供給を上回ると予想している。一方、NAND型フラッシュメモリ-は供給のほうが需要を上回るとの見通しを示し、設備投資の追加削減が必要になると述べた。

 同社は台湾のDRAM工場の水不足についても警鐘を鳴らしており、メロートラCEOは「水を管理する取り組みを加速しており、水の代替源を確保した。現時点で生産への影響は見込んでいないが、この先数カ月は注視して行く」と述べた。

 また、一部報道で、同社とウエスタンデジタル(WD)がそれぞれ、日本のキオクシアの買収を検討していると報じられた。キオクシアの企業価値を約300億ドルと評価する取引となる可能性があるが、実現するかどうかは未定で、キオクシアが今年後半にIPOを実施する可能性も残っているという。

(12-2月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.98ドル(予想:0.94ドル)
・売上高:62.4億ドル(予想:62.1億ドル)
・粗利益率(調整後):32.9%(予想:32.4%)
・営業キャッシュフロー:30.6億ドル(予想:26.1億ドル)

(3-5月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.55~1.69ドル(予想:1.34ドル)
・売上高:69~73億ドル(予想:68.5億ドル)

(NY時間09:41)
マイクロン 92.38(+4.17 +4.73%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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