2日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸。半導体関連などハイテク株を中心に買われ2万9800円台を回復した。 大引けの日経平均株価は前日比465円13銭高の2万9854円00銭。東証1部の売買高概算は10億231万株。売買代金概算は2兆2403億3800万円となった。値上がり銘柄数は1313と全体の約60%、値下がり銘柄数は783、変わらずは94銘柄だった。 前日の米株式市場では、NYダウが171ドル高と3日ぶりに反発。米長期金利が低下したことが好感された。この流れが東京市場にも波及し、半導体関連株などハイテク株を中心に値を上げた。前場時点は300円強の上昇だったが、引けにかけ一段高となり結局400円を超す値上がりとなった。今晩は、米株式市場はグッドフライデーで休場となるが、米3月雇用統計の発表が予定されており、その結果への関心は高まっている。 個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>やソニーグループ<6758>、ファーストリテイリング<9983>が高く、トヨタ自動車<7203>やキーエンス<6861>が値を上げた。東京エレクトロン<8035>やSCREENホールディングス<7735>、アドバンテスト<6857>、SUMCO<3436>などの半導体関連株が軒並み高となった。「子ども庁」創設の検討を受け、子育て支援関連の幼児活動研究会<2152>やベビーカレンダー<7363>、JPホールディングス<2749>などが急騰した。直近IPOのAppier Group<4180>がストップ高に買われた。 半面、金利低下が警戒され三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>など銀行株が安く、三菱商事<8058>や日産自動車<7201>、日本郵船<9101>が値を下げた。サイバーエージェント<4751>やレノバ<9519>も軟調だった。 出所:MINKABU PRESS
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