アジア株 上海株は下落、米国が北京五輪ボイコットを検討 インド株は上げ拡大、年内の利上げ観測後退 東京時間14:01現在 香港ハンセン指数 28710.88(-227.86 -0.79%) 中国上海総合指数 3464.54(-18.42 -0.53%) 台湾加権指数 16774.71(+34.84 +0.21%) 韓国総合株価指数 3135.31(+8.23 +0.26%) 豪ASX200指数 6922.60(+36.74 +0.53%) インドSENSEX30種 49526.32(+324.93 +0.66%) アジア株はまちまち。 連休明けの香港株は下落、上海株に連れ安する格好。テンセントホールディングスや舜宇光学科技などハイテク関連が安い。海運大手の中遠海運控股は26%高、約12年ぶり高値をつけている。同社が第1四半期決算の純利益が155億元になるとの見通しを発表したことが好感されている。発表通りなら前年同期の2億9200万元から約50倍以上になる。 台湾株は史上最高値を更新、豪州株は7週間ぶり高値をつけている。 上海株は続落、欧米諸国との対立激化への警戒感が一段と高まっている。米国務省報道官は、2022年の北京オリンピックをボイコットするかを検討しており、同盟国と協議したいと語った。ウイグル人権問題を巡り、中国と欧米諸国は対立している。米政権は、中国による新疆ウイグル自治区の少数民族弾圧は「ジェノサイド」に当たるとして、中国を強く非難している。先月には、米国、ユーロ圏、英国、カナダが中国に対し制裁を科した。これに対し、中国側は報復措置をとることを決定した。 韓国株は小幅上昇。韓国で新たに668人の新型コロナ感染者が確認された。1月8日以来の高水準となった。韓国当局は感染「第4波」の可能性が高まっていると述べた。韓国では春本番を前にして感染が再拡大している。気温上昇と共に野外活動をする人が増えている。また、職場や施設などでの小規模なクラスターの発生が続いている。 インド株はやや上げ幅を拡大。中銀政策金利発表を受け、年内の利上げ観測が後退している。きょう発表されたインド中銀政策金利は4.00%と6会合連続で据え置いた。ダス中銀総裁は会見で、同国が新型コロナ感染拡大に直面しているため、記録的な低金利を維持したと語り、同国の景気は回復しているものの、直近の感染急拡大が経済に打撃を与える可能性があるとの懸念を示した。 インドでも感染急拡大が懸念されている。インドでは4日に初めて新規感染者が10万人を突破した。これを受け、ムンバイでは4月末までの在宅勤務を要請、生活に必須ではないサービスの営業を20時以降停止にした。また、首都ニューデリーでも22時から翌5時まで夜間外出禁止になった。
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