AMDが上昇 強気な見通しを示す 通期増収率を50%増に上方修正=米国株個別

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 AMDが上昇。1-3月期決算(第1四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。PCやサーバーの需要が好調で、第2四半期のガイダンスも予想を上回る強気な見通しを示している。通期の売上高見通しについても、増収率を従来の前年比37%増から50%増に上方修正した。

 同社のスーCEOは、「サーバー向けプロセッサーの販売が記録的水準となり、EPYCの販売が前年比で2倍強、前期比で2桁の伸び率だった」と説明した。データセンター製品の収入は1年を通して大幅に伸びると予想している。

 アナリストからは、「AMDはサーバー部門で前期比1.7%、PC部門で3.4%シェアを伸ばしたと推定している。競合であるインテルが打ち出した垂直統合型デバイスメーカー(IDM)戦略への取り組みを考慮すると、今後のトランジスター分野での同社のリーダーシップとシェア拡大の可能性は非常に高い」との指摘も出ている。 

(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.52ドル(予想:0.44ドル)
・売上高:34.5億ドル(予想:32.1億ドル)
・粗利益率(調整後):46%(予想:46%)

(4-6月・第2四半期見通し)
・売上高:35~37億ドル(予想:32.8億ドル)
・粗利益率(調整後):47%(予想:46.5%)

(通期見通し)
・売上高:+50%(従来:+37%)

(NY時間09:41)
AMD 87.01(+1.80 +2.11%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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