東京株式(大引け)=219円高と続伸、コロナワクチン供給増など期待

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 21日の東京株式市場で日経平均株価は続伸。ハイテク株などに見直し買いが流入し堅調に推移した。新型コロナワクチンの供給増への期待も相場を押し上げた。

 大引けの日経平均株価は前日比219円58銭高の2万8317円83銭。東証1部の売買高概算は10億3796万株。売買代金概算は2兆3802億3200万円となった。値上がり銘柄数は1076と全体の約49%、値下がり銘柄数は1009、変わらずは107銘柄だった。

 前日の米株式市場では、NYダウが前日比188ドル高と4日ぶり反発。米長期金利の低下やビットコインの反発などを好感した。これを受けた東京市場も買い先行の展開。一時300円を超す上昇となる場面があった。前場はやや伸び悩んだが、後場に入り日本経済新聞・電子版が「米バイオ製薬モデルナが、21日に日本で承認された同社製の新型コロナウイルスワクチンについて、日本国内での生産を検討していることがわかった」と報じたこともあり、コロナワクチン供給増への期待から日経平均株価は持ち直した。

 個別銘柄では東京エレクトロン<8035>やソニーグループ<6758>、富士通<6702>などハイテク株が高く、任天堂<7974>やリクルートホールディングス<6098>、武田薬品工業<4502>が堅調。日立製作所<6501>やトヨタ自動車<7203>、HOYA<7741>が値を上げた。子育て関連のベビーカレンダー<7363>や幼児活動研究会<2152>、JPホールディングス<2749>などが買われた。

 半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や東京海上ホールディングス<8766>が安く、レーザーテック<6920>が値を下げた。JR東海<9022>や日本製鉄<5401>、SMC<6273>も軟調だった。

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