大阪6月限 日経225先物 28340 -10 (-0.03%) TOPIX先物 1911.5 +4.0 (+0.20%) 日経225先物(6月限)は前日比10円安の2万8340円で取引を終了。寄り付きは2万8280円と、シカゴ先物清算値(2万8380円)を下回って始まり、2万8200円まで下落。しかし、売り一巡後は急速に切り返しており、一時2万8600円まで上げ幅を広げる場面が見られた。ただ、節目の2万8500円突破で目先的な達成感が意識され、利益確定の動きから前引け間際には下落に転じたものの、後場開始直後には2万8480円まで買われるなど方向感に欠ける展開に。最終的にはこう着感が意識される中で、引けにかけて軟化し2万8340円と小幅に下落して終えている。 朝方は2万8200円まで下落した直後のショートカバーを交えた上昇により、足元の上値抵抗線だった2万8500円を突破。その後は戻り待ちの売りに押される形とはなったが、5月13日安値をボトムとした下値切り上げのトレンドは継続。ただ、短期的な売買が中心であることから、2万8500円水準で新たなショートポジションの積み上がりに警戒する必要はなさそうだ。 朝方の急伸後はTOPIX型優位の需給状況となったことで、NT倍率は先物中心限月で14.82倍に低下して終えている。足元のボトムレンジである14.80倍あたりに接近してきており、同水準を下回ってくるようだと、3月の安値水準である14.65倍が意識されてくるだろう。ただし、本日はTOPIX型優位とはいえ、先週見られていたグロース株の見直しに対するアンワインドの動きであり、先行きは見極めづらい。実際、東証1部の売買高は10億株を下回る薄商いであり、MSCIのリバランスを控えた様子見といった格好にも映る。 手口面では、日経225先物は野村が1090枚、モルガンSが460枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが470枚、JPモルガンが360枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はモルガンSが1700枚、JPモルガンが860枚程度の売り越しに対して、BofAが1250枚、ゴールドマンが730枚、UBSが630枚程度の買い越しだった。 株探ニュース
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