続落、OPECプラスの増産見通しで需給ひっ迫感和らぐ=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=71.65(-1.48 -2.02%)

 ニューヨーク原油は続落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が前日比1.48~1.26ドル安、その他の限月は1.17~0.09ドル安。

 主張が食い違っていたサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)が歩み寄ったと伝わったなかで、石油輸出国機構(OPEC)プラスが増産する可能性が高まったことが引き続き圧迫要因。8~12月の減産目標の縮小や、来年4月以降の協調減産の延長で合意に至ると見られてる。今週の米エネルギー情報局(EIA)の週報の内容が弱かったことも重しとなった。

 時間外取引から8月限は売り優勢。通常取引開始後は一時的に買い戻しがやや強まったものの、マイナス圏から抜け出すことはなく、引けにかけては71.49ドルまで下げ幅を広げた。


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