東京外為市場、日経平均株価や米国株先物の時間外取引が下げ幅を拡大していることを背景に、リスク回避のドル高と円高の地合い。ユーロ円は東京序盤に前週末の安値に迫る129.65円付近まで軟化し、仲値公示後は下げ一服となっているものの、戻りは鈍い。ドル円はオセアニア市場で109.85円付近までじり安となり、東京市場ではドル高と円高が同時進行する中で、109.90円前後でもみ合いとなっている。 豪ドル/ドルは0.7373ドル付近、豪ドル円は81.00円付近まで下落。豪ビクトリア州知事がロックダウン(都市封鎖)再延長の方針を示したと報じられ、上値は重く、戻りの鈍さもみられている。また、週末から今朝にかけては豪州経済の下振れ見通しや豪州中央銀行(RBA)の利上げ再開時期の後ズレを予想する金融機関のレポートなどが伝えられており、豪ドルの重しになっているようだ。 ポンドドルは1.37ドル台半ばでもみ合いとなり、ポンド円が151円割れを回避しているなど、全体相場がドル高と円高に振れる中で、ポンドは底堅さをみせている。英国のジャビド保健相が新型コロナウイルスの検査で陽性反応となり、ジョンソン首相が濃厚接触者に該当するとして自主隔離を行うと伝えられているが、特にポンド売りの反応は見られていないもよう。 日経平均株価は大幅に4営業日続落。前引けでは前営業日比418.09円安の2万7584.99円となった。 午前11時30分現在では、ドル円は1ドル=109.92円、ユーロドルは1ユーロ=1.1801ドル、ユーロ円は1ユーロ=129.71円、ポンド円は1ポンド=151.13円、豪ドル円は1豪ドル=81.08円、NZドル円は1NZドル=76.69円、スイス円は1スイスフラン=119.55円、カナダ円は1カナダドル=86.97円付近で推移している。 MINKABU PRESS
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