本日の6月の米PCEデフレータは刈り込み平均なら前年比2.0%=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 NY時間の終盤に入ってドル円は109.80円付近と本日高値圏での推移が続いている。きょうのNY為替市場はドル売上高が一服しており、ドル円も買い戻しが優勢となっている。100日線が109.60円付近に来ており、その水準の回復を試す動き。ただ、今週のFOMCを受けて為替市場はドル売りの流れが形成されており、110円から先は上値も重そうだ。

 きょうは6月の米PCEデフレータが発表され、前年比4.0%と5月と同水準だったものの高い伸びが続いている。エネルギー・食品を除いたコア指数は3.5%だった。ダラス連銀のスタッフの計算によると、最大変動要因を取り除いた刈込み平均の数字は前年比2.0%で、5月の1.9%から1ポイント上昇していたという。年初は1.7%だったことから、刈込み平均で見た場合でもインフレ基調は上昇傾向が続けている。ただ、その上昇はかなり緩やかと指摘していた。

 FRBはインフレは時間と伴に緩和を予想しており、現在のインフレの急上昇は経済再開プロセスに関連するものと位置づけている一方、本日はブラード・セントルイス連銀総裁のタカ派な発言が伝わっていたが、高インフレが持続するかもしれないと心配する人もいる。

USD/JPY 109.80 EUR/USD 1.1855 GBP/USD 1.3891

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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