中国株が軟調 中国当局の規制強化への不安続く=米国株個別

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 NY市場に上場している中国株が再び売られている。中国当局の規制強化への不安が中国株への売りを誘っている状況に変化はない。同国の国営メディアが、中国ゲーム業界に対する税制上の優遇措置を廃止すべきと主張。中国政府の次の標的はゲームセクターとテンセントだと投資家は懸念しているようだ。また、中国の酒類と電子タバコへの規制強化への懸念も高まっている。

 また、前日にバイデン政権が台湾への武器売却を承認したことに中国政府が強く反発しており、状況に応じて対抗措置を取る方針を示している。米中対立激化への懸念も中国株の売りに繋がっているとも指摘されている。

 前日に米証券取引委員会(SEC)のゲンスラー委員長が、米国に上場している中国企業に関して、「投資家が十分な情報を得ていないのではないかと懸念している」と述べていたが、今後の中国株への不安感が投資家の間で広がっているようだ。

(NY時間09:45)
アリババ<BABA> 198.39(-2.32 -1.16%)
テンセント<TCEHY> 57.10(-2.04 -3.45%)
バイドゥ(百度)<BIDU> 164.16(+0.34 +0.21%)
ビリビリ<BILI> 79.17(-3.74 -4.51%)
JDドットコム<JD> 70.11(-1.29 -1.81%)
ディディ(滴滴)<DIDI> 9.46(-0.27 -2.73%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。