米国の金融大手、米国の利上げ開始は２０２３年第２四半期と予想

　米国の金融大手モルガン・スタンレーでは、米国の利上げ期待は高まったとの見方を示し、１回目の利上げが行われる時期の見通しを２０２３年第３四半期から同第２四半期に前倒しした。

　１１日の消費者物価指数（ＣＰＩ）の結果を受け、インフレ率が２％以上にとどまる可能性が高まったため、米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）の利上げに向けての注目は最大雇用であると指摘。 連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）は２０２３年第２四半期にも利上げ再開の時期に到達したと判断し、２０２３年に０．２５％の利上げが２回行われ、政策金利は同年の年末に０．６２５％になると予想した。ベースケースでの失業率の急激な低下は、労働供給の増加を考えると、インフレを大幅に上昇させることはないとの見方を示した。

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