資産購入ペース縮小自体がドルに直接的な影響を与える可能性は低いとの声も=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 ドル円は先ほどからやや伸び悩んでいるものの、きょうは114円台まで上げ幅を拡大している。きょうも米株が堅調に始まっていることから、ドル高というよりも円安がドル円をサポートしている。過熱感はあるものの、下値でしっかりと支えられていることから、ショート勢も巻き返しを余儀なくされているようだ。また、テクニカル勢も参戦している模様。来週以降、心理的節目の115円を試すか注目の展開となってきている。

 FRBは11月にも資産購入ペース縮小を開始しそうな情勢だが、購入ペースの縮小自体がドルに直接的な影響を与える可能性は低いとの声も聞かれる。資産購入ペース縮小がドル高の要因というよりもむしろ、ドル高の流れと一致する可能性があるという。

 FRBの資産購入ペース縮小が過去の事例ほど他の先進国の中銀と分岐していないことが要因の1つとして挙げられる。他の先進国の中銀が、FRBに先んじて、または、それに沿って金融政策の緩和策解除に動き始めているためだという。 

USD/JPY 114.09 EUR/JPY 132.42
GBP/JPY 157.09 AUD/JPY 84.67

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。