【海外市場の注目ポイント】ECB理事会など

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 日本時間午後8時45分に欧州中央銀行(ECB)理事会の結果が発表され、同午後9時半にラガルドECB総裁の会見が行われる。今回の理事会で政策金利は現行の0%に据え置かれ、中銀預金金利も現行の-0.50%に据え置かれ、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の規模も現行の1兆8500億ユーロに維持されると見込まれており、ラガルド総裁の会見が焦点になっている。ラガルド総裁は10月初めに「必要であれば12月にPEPPの代替策について決定する」と述べていた。PEPPは来年3月に終了するとみられるなか、ラガルド総裁が会見でPEPP終了による金融環境の過度の引き締まりを回避するための措置の導入を示唆するようであれば、ユーロが売られる可能性がある。

 また、日本時間午後9時には10月の独消費者物価指数速報値、同午後9時半には7-9月期の米国内総生産(GDP)速報値も発表される。10月の独消費者物価指数速報値は、大方の予想が前年比4.4%上昇となっており、前年比の伸びが前月の4.1%上昇から加速するとみられ、7-9月期の米GDP速報値は、大方の予想が前期比年率換算2.6%増となっており、4-6月期の同6.7%増から成長が鈍化すると見込まれている。
 
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