米FOMCを控えて小動き、ドル円113円台後半=ロンドン為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
米FOMCを控えて小動き、ドル円113円台後半=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、米FOMCの結果待ちで小動き。ドル円はオセアニア市場で114.01レベルまで買われたあと、東京市場不在のアジア市場では113.74レベルまで反落。その後のロンドン市場では113.80-90レベルを中心とした揉み合いが続いている。ユーロはやや堅調で、対ドルでは一時1.1598レベルまで買われた。その後、ラガルドECB総裁が、来年に利上げの条件が整う可能性は極めて低いと、市場の利上げ観測をけん制。1.1580近辺まで一時下げたが、下押しは限定的になっている。ユーロ円は131円台後半から一時132円台をつけたが、上昇の動きは限定的。ポンドドルは1.36台前半での揉み合いで、一時1.3608レベルと上値重く推移。ポンド円は155円台割れとなる場面があったが、すぐに大台に戻している。10月英製造業PMI確報値は59.1へと予想以上の上方改定、9月ユーロ圏失業率は予想通り7.4%に低下。

 ドル円は113円台後半での取引。オセアニア市場で114.01レベルまで買われたあと、東京市場不在のアジア市場では113.74レベルまで反落。その後のロンドン市場では113.80-90レベルを中心とした揉み合いが続いている。米FOMC待ちで方向性に欠ける相場展開となっている。米10年債利回りは一時1.51%台に低下も、ドル円相場は反応薄だった。

 ユーロドルは1.15台後半での取引。先日海外市場での下落からやや反発している。ロンドン序盤には1.1598レベルまで買われた。しかし、ラガルドECB総裁が、来年に利上げの条件が整う可能性は極めて低い、と発言すると1.1580近辺まで下落。その後はレンジ取引に落ち着いている。ユーロ円は一時132.02レベルまで買われたが、上値も重く131.90付近での揉み合いとなっている。対ポンドではやや買われている。

 ポンドドルは1.36台前半での取引。1.3630近辺から一時1.3608レベルまで下落したが、その後は下げ渋り揉み合いに。ポンド円は155.20台から一時154.97近辺まで下落したあとは、155円台に戻している。ユーロポンドは0.85台割れ水準から0.8510台まで上昇。ややポンド売り優勢になっている。あすの英金融政策委員会(MPC)を控えて調整含みの値動きとなっている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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