【北欧通貨】先月後半からの対スウェーデンでの売りが続く~ノルウェークローネ

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【北欧通貨】先月後半からの対スウェーデンでの売りが続く~ノルウェークローネ

 ノルウェークローネは、先月後半からの対スウェーデンクローナでの売りが継続する展開。NOK/SEKは1.0381前後からパリティ(1.0000)に迫るところまで値を落としている。
 ノルウェー中銀は9月にG10通貨の先陣を切って利上げに踏み切った一方。スウェーデン中銀は予想できる範囲の期間においてゼロ金利を維持すると、緩和の長期継続姿勢を維持している。
 こうした動きを受けて夏ごろからノルウェークローネ買いスウェーデンクローナ売りの動きが広がり、0.96割れから1.03台後半までのクローネ高につながった。しかし、ここにきてスウェーデンのGDPの堅調さに加え、物価上昇への警戒感が強まる展開となっており、スウェーデン中銀の姿勢が変化するとの見方が広がってきたことで、クローナは対ユーロ、対ドルなどでも買いが出る展開となっている。

 先週から今週にかけて対ドルでスウェーデンクローナが買われる一方、ドルノルウェークローネは先月29日の8.31台前半から昨日海外市場で8.5540前後を付けるところまでドル高クローネ安となっている。
 クローネ円も、クローナ円の上昇に対して、13円64銭前後からの下げ基調が継続。特に今週に入って1日海外市場の13円60銭前後から昨日海外市場の13円33銭台まで値を落とす場面が見られた。

NOKJPY 13.432

MINKABU PRESS 山岡和雅
 

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