日経225先物は11時30分時点、前日比230円高の2万9340円(+0.79%)前後で推移。寄り付きは2万9050円とシカゴ日経平均先物清算値(2万9080円)にサヤ寄せする格好から売り先行で始まり、一時2万8970円と節目の2万9000円を下回る場面があった。現物市場の寄り付き後は持ち直し、2万9100円~2万9200円での保ち合いで推移。前場半ば辺りからリバウンド基調を強め、前引けにかけて2万9340円まで上げ幅を広げている。 インフレを警戒した米国市場の下落影響と、中国の不動産市場を巡るデフォルト不安により、寄り付き直後にはショートが優勢となった。ただし、2万9000円割れで、いったんは調整一巡感が意識されたほか、上海指数が上昇に転じたこともあり、ショートカバーの動きを強めたようである。 もっとも、オプション権利行使価格の2万9375円、5日移動平均線が位置する2万9380円水準を捉えてきたことから、目先的には達成感も高まりやすく強弱感が対立しよう。なお、NT倍率は先物中心限月で14.55倍に上昇し、上値を抑えられている26週線を捉えてきた。 株探ニュース
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