続落、変異株の流行で供給過剰見通しが強まる=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物1月限(WTI)(終値)
1バレル=65.57(-0.61 -0.92%)

 ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が0.61~0.48ドル安。その他の限月は0.38ドル安~0.44ドル高。

 新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株が世界中に広がっていることが重しとなった。米国内でもカリフォルニア州で見つかっており、経済活動の制限が強化される可能性がある。米エネルギー情報局(EIA)の週報で、原油生産量が日量1160万バレルまで増加し、新型コロナウイルスがパンデミックした後の最高水準を更新したことや、石油輸出国機構(OPEC)プラスが来年1-3月期の供給過剰が拡大すると見通していることも重しとなった。

 時間外取引で1月限は69.49ドルまで上昇。前日までの下げを受けて買い戻しが優勢となった。ただ、通常取引開始後は売りに押され、終盤にかけてマイナス転換すると64.84ドルまで下落した。

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