ISM指数を受け、ややリスク回避的な反応も=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 日本時間の0時に発表になった12月のISM非製造業景気指数は62.0と予想を下回り、前回からも低下した。前回は統計開始以来の高水準だったが、今回は反動が出たようだ。詳細を見ても、新規受注や雇用指数など全体的に低下した。ただ、入荷水準も大きく低下しており、サプライチェーンのひっ迫は緩和していることが示されている。

 指標発表後に米株が下げ幅を拡大していることもあり、ややリスク回避的な反応が為替市場にも見られている。対欧州通貨でドルは上昇し、ドル円は円高の反応が見られている。ただ、FRBがタカ派姿勢を転換する可能性はない。

ISM非製造業景気指数(12月)00:00
結果 62.0
予想 67.0 前回 69.1

ISM非製造業景気指数(12月)詳細 
総合   62.0(69.1)
事業活動 67.6(74.6)
新規受注 61.5(69.7)
雇用   54.9(56.5)
入荷水準 63.9(75.7)

仕入価格 82.5(82.3)
輸出   61.5(57.9)
輸入   55.5(50.5)
()は前回

USD/JPY 115.72 EUR/USD 1.1309 GBP/USD 1.3525

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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