ドル円115円台前半、4営業日連続の下落=ロンドン為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
ドル円115円台前半、4営業日連続の下落=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ドル円が売られている。東京勢不在のアジア市場でつけた115.85レベルを高値にロンドン時間に入ると売りが強まっている。115.50割れでストップ注文が発動されたもようで、115.20台へと下押しされている。きょうで4営業日連続の下落。短期サポート水準の10日線を下回る動きとなっており、明日以降の動きが注目される。欧州株や米株先物が売りに押されており、先週末からの調整の動きが継続する形になっている。米10年債利回りは1.80%台まで上昇したあとは、再び1.76%台へと低下。ドル円の下落とともにクロス円も総じて軟調。ユーロ円が130円台半ば、ポンド円は156円台半ば、豪ドル円は83円台割れへと軟化している。ドル相場自体は値動きが鈍く、ユーロドルは1.13台前半、ポンドドルは一時1.36台乗せとなったあとは、再び1.35台後半で揉み合っている。

 ドル円は115円台前半での取引。ロンドン市場では売りが優勢。115.50割れから115.20台へと下落している。1月3日以来の安値水準となっている。欧州株や米株先物が軟調な中で、一時1.80%台に乗せた米10年債利回りは1.76%台へと低下している。

 ユーロドルは1.13台前半での取引。前週末の上昇から調整の動きとなっており、アジア市場で1.1350付近からじり安となった。ロンドン序盤には1.1321レべルの安値をつけたが、その後は1.1340台まで反発と方向感に欠ける取引となっている。ユーロ円は軟調。ドル円とともに下落しており、131円台割れから130.50近辺へと下押しされている。対ポンドではユーロはじり安の動き。11月ユーロ圏失業率は7.2%と10月の7.3%から低下した。

 ポンドドルは1.35台後半での取引。先週末のドル安の動きで上昇したあと、ロンドン序盤には1.3604レベルに一段と高値を伸ばした。ただ、1.36台では売りに押されており、1.3580-90レベルに落ち着いた。ポンド円はドル円とともに下落。157円台割れから156.50付近へと下押しされている。一方、ユーロポンドは0.83台前半で上値重く推移。ポンド単体では引き続き底堅い値動きを示している。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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