反発、米石油製品需要は過去最高水準を更新=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=89.66(+0.30 +0.34%)

 ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が0.30~0.63ドル高。その他の限月は0.78~1.44ドル高。
 
 米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油や石油製品の在庫が取り崩されたことが相場を押し上げた。戦略石油備蓄(SPR)を除く米国の原油と製品在庫の合計は11億7084万9000バレルまで減少し、2015年3月以来の低水準を更新した。製油所稼働率が上向いたことが原油在庫の減少につながったほか、石油製品需要の4週間移動平均は日量2190万6000バレルと、1990年に統計が開始されてからの最高水準を塗り替えている。ただ、イラン核合意再建が妥結に向かっているとみられていることが上値を抑えた。

 時間外取引で3月限は前日終値を挟んで上下し、売りが強まった場面では一時88.41ドルまで下落。通常取引開始後もプラス圏とマイナス圏を往来したなかで、90.58ドルまで上げたものの上値は抑えられ、小幅高で引けた。


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