日経225先物は11時30分時点、前日比620円安の2万6320円(-2.30%)前後で推移。寄り付きは2万6370円と、シカゴ日経平均先物の時間外での清算値(2万6595円)を大幅に下回るギャップダウンから始まった。売り一巡後はショートカバーが入り、一時2万6530円まで下げ幅を縮める場面が見られた。ただし、前日の安値(2万6530円)が心理的な抵抗線となって戻りは鈍く、前引けにかけては再び売り直されて2万6290円まで下落幅を広げた。 ロシアがウクライナ東部の親ロシア派地域の独立を承認したことを受けて、米国とロシアの対立が深まるなか、寄り前段階でグローベックスのNYダウ先物の下落幅が500ドルを超えてきたため、日経225先物はシカゴ先物を下回る形で過剰に反応したようだ。短期筋のショートカバーの一巡後は再び売り直されているが、前引けのTOPIXの下落率が2.0%を超えないだろうとの想定から、日銀のETF買い入れはないとの見方につながったと見られる。 なお、NT倍率は先物中心限月で一時13.99倍に低下した。足元でのボトム圏であることから、積極的なNTショートのトレードは入りづらいが、方向性としてはNTショートに向かいやすいトレンド形成を見せている。 株探ニュース
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