続落、ウクライナとロシアの停戦協議が前進=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物4月限(WTI)(終値)
1バレル=96.44(-6.57 -6.38%)

 ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が1.40~1.20ドル安。その他の限月は1.45~1.16ドル安。
 
 中国で新型コロナウイルスのオミクロン株の流行が拡大していることが需要見通しを悪化させているほか、ウクライナとロシアの停戦協議が前進していることが相場を圧迫した。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫が増加したことも重しだが、戦略石油備蓄(SPR)の取り崩しが続いていることが商業在庫の減少を引き続き妨げている。製油所稼働率は90.4%と今年の最高水準を更新。国際エネルギー機関(IEA)の月報はあまり材料視されず。

 時間外取引で4月限は99.22ドルまで上昇する場面はあったものの、通常取引開始が近づくとマイナス圏へ押し戻された。通常取引序盤にかけては99.10ドルまで再び上げに転じたが買いは続かず、94.07ドルまで下落した。


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