NY株式24日(NY時間15:40) ダウ平均 34658.14(+299.64 +0.87%) ナスダック 14144.69(+222.09 +1.60%) CME日経平均先物 28100(大証終比:+260 +0.93%) NY時間の終盤に入って、ダウ平均の上げ幅は一時300ドル超まで拡大している。きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。取引開始直後は買いが先行し、ダウ平均は反発して始まったものの、戻り売りも出て、前日付近まで戻していた。しかし、下値での押し目買い意欲も高まっており、次第に上げ幅を広げる動きが見られている。 ただ、原油を始めとしたコモディティ価格の上昇、そして、想定以上のFRBのタカ派姿勢により、市場の一部からは、景気後退を懸念する声も出ており、先行き不透明感が増している。高インフレの中でのソフトランディングという困難な課題に直面していた中で、さらにウクライナ危機という複雑要因が加わり、FRBの舵取りも難しくなっている。米株式市場は値ごろ感からの押し目買いが見られているが、積極的に上値を試す雰囲気まではない。 半導体を始め、IT・ハイテク株が上げを先導しているほか、産業や医薬品も上昇。エネルギー株はまちまちな動きが見られている。 住宅関連が軟調。KBホーム<KBH>が前日引け後に12-2月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回る弱い内容となった。サプライチェーン問題が重石となっている。この決算を受けて他の住宅関連株も下落。 床掃除や洗浄ロボットを手掛けるアイロボット<IRBT>が大幅高。米通商代表部(USTR)が、中国で生産したロボット掃除機を301条の関税の対象から外したことが好感されている。 電気自動車(EV)のニコラ<NKLA>が上昇。同社はアナリスト説明会を実施したが、それを受けて買いが膨らんでいる。一部のアナリストからは、製造現場の視察から前向きな印象を受けたとの声も出ている。 ソフトウエア開発のピン・アイデンティティが上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も従来の25ドルから30ドルに引き上げた。 ウーバー・テクノロジーズ<UBER>が上昇。NY市のタクシーを同社アプリに組み入れると発表した。この種の提携は米国内では初めてで、ドライバー不足と料金上昇圧力の緩和を目指す。 鉄鋼のクリーブランド・クリフス<CLF>が商いを伴って大幅高。ウクライナ危機が世界の鉄鋼供給に打撃を与える中、アナリストが同社は鉄鋼セクターにおけるトップピックに指定した。 KBホーム<KBH> 34.25(-1.78 -4.93%) アイロボット<IRBT> 66.94(+6.78 +11.27%) ニコラ<NKLA> 9.65(+0.51 +5.53%) ピン<PING> 26.08(+1.97 +8.17%) オクタ<OKTA> 144.66(-3.89 -2.62%) ウーバー<UBER> 34.59(+1.53 +4.63%) クリーブランド・クリフス<CLF> 32.57(+3.41 +11.69%) アップル<AAPL> 173.11(+2.90 +1.70%) マイクロソフト<MSFT> 302.90(+3.41 +1.14%) アマゾン<AMZN> 3262.72(-5.44 -0.17%) アルファベットC<GOOG> 2816.94(+46.87 +1.69%) テスラ<TSLA> 1013.00(+13.89 +1.39%) メタ・プラットフォームズ<FB> 219.11(+5.65 +2.65%) AMD<AMD> 120.13(+6.21 +5.45%) エヌビディア<NVDA> 280.45(+24.11 +9.40%) ツイッター<TWTR> 38.87(+0.87 +2.28%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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