株価指数先物【昼のコメント】 いったん支持線を割り込むものの、その後は2万7000円を挟んだこう着を継続

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比510円高の2万7010円(-1.85%)前後で推移。寄り付きは2万7100円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7155円)を下回るギャップスタートで始まった。開始直後に2万7160円まで下げ渋る場面も見られたが、断続的なインデックス売りにより下落幅を広げる格好となり、前場半ばには支持線として意識されていた75日移動平均線を下回ると、2万6890円まで下落幅を広げた。売り一巡はショートカバーから下げ渋るものの戻りは鈍く、2万7000円を挟んだこう着を継続。

 ギャップスタート後、早い段階で75日線割れを仕掛けてくる動きがあったと見られ、オーバーシュート気味の下落となった。その後はショートカバーも見られたものの、戻りの鈍さから改めて仕掛けてくる動きには注意しておきたい。もっとも、オーバーウィークのポジションを取りに行くことは考えづらく、2万7000円を挟んだこう着のなか、大引けにかけては買い戻しの動きも意識されそうだ。

 また、NT倍率は先物中心限月で14.20倍に低下してきた。想定された動きであるため、日経225先物が2万7000円水準での底堅さを見せてくるようであれば、その後のリバウンドを想定したNTロングのポジションを取りに行く動きなども意識されよう。

株探ニュース

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