大阪6月限 日経225先物 26480 +90 (+0.34%) TOPIX先物 1859.0 -3.0 (-0.16%) 日経225先物(6月限)は前日比90円高の2万6480円で取引を終了。寄り付きは2万6770円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万6675円)を上回ってギャップスタートとなり、寄り付き直後には一時2万6870円まで上げ幅を広げる場面があった。これにより、上値抵抗線として意識されていた25日移動平均線を突破した。ただし、買い一巡後は25日、75日線水準でこう着し、中国の4月小売売上高等が予想を下回ったことをきっかけに利食いが強まり、前引けにかけて2万6430円まで軟化する場面も見られた。後場はこう着感の強い展開となったが、概ね2万6500円を支持線とした底堅い値動きだった。 日経225先物はギャップスタートとなったが、その後は利食いに押される格好ではあったが、後場は2万6500円~2万6600円辺りでの底堅い値動きだった。中国の予想を下回る経済指標の発表をきっかけに、短期的に傾いた買い方のクローズのほか、25日、75日線水準での戻り待ち狙いのショートも入ったと見られる。 もっとも、後場の底堅い値動きについては、「中国・上海市が6月に都市封鎖(ロックダウン)を解除する方針」と伝わったことを手掛かりに押し目狙いのロングも入ったようだ。ロックダウン解除により、中国の景気減速やサプライヤー問題などに対する警戒感が和らぐ格好となり、押し目ではリバウンドを狙った資金が向かいやすくなろう。 日経225先物は2万6300円辺りに位置している5日線を支持線に、2万6700円辺りに位置する25日、75日線を改めて捉えてくる展開が意識されそうだ。また、グローベックスの米株先物は小幅ながらマイナス圏で推移しているが、先週末の大幅上昇に対する利食いの動きは想定されるところ。売り一巡後の底堅い値動きを見せてくるようだと、目先的にはショートカバーの入りやすい需給状況が見込まれる。また、VIX指数は足元で30.00を下回ってきたため、センチメントは改善傾向を見せよう。 なお、NT倍率は先物中心限月で14.24倍に上昇した。指数インパクトの大きい値がさ株主導のリバウンドにより、上値抵抗線として意識されていた25日線を上回って始まり、一時14.27倍まで上昇する場面が見られた。14.20倍辺りを支持線に、14.30倍台を想定したNTロングの動きを見せてくる可能性はありそうだ。 手口面では、日経225先物はABNアムロが2070枚、BNPパリバが760枚程度の売り越しに対して、三菱UFJが920枚、みずほが880枚、BofAが860枚、ドイツが540枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はバークレイズが1220枚、BofAが1110枚程度の売り越しに対して、ソジェンが880枚、モルガンSが780枚程度の買い越しだった。 株探ニュース
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