大阪9月限 日経225先物 26650 +40 (+0.15%) TOPIX先物 1906.0 +11.5 (+0.60%) 日経225先物(9月限)は前日比40円高の2万6650円で取引を終了。寄り付きは2万6880円とシカゴ日経平均先物(2万6775円)を上回り、買い先行で始まった。寄り付き時点で75日移動平均線を捉え、前場半ばにかけてこのレンジを上放れると、一時2万7040円まで上昇。その後は、節目の2万7000円を回復したことで目先達成感も意識され、ロングを解消する動きが優勢となった。また、中国で新型コロナウイルス対策を強化する可能性への懸念が高まるなか、上海指数やハンセン指数の弱い動きなども利食いのきっかけとなった。前引けにかけて2万6680円まで上げ幅を縮めた後は、後場は2万6800円を挟んで保ち合ったが、引けのインデックス売りの影響により軟化し、本日の安値で取引を終えた。 中国市場の下落を受けて、グローベックスの米株先物も弱く、NYダウは200ドル安、ナスダック100先物は100ポイント安程度で推移している。週明けの米国市場でこの流れを引き継ぐようだと、NYダウは25日線に上値を抑えられて調整となる可能性もあり、直近のリバウンドに対する目先的な達成感につながる可能性が警戒されやすい。 本日の前場の強い値動きについては、前週末のランチタイム以降の波乱によってアルゴリズムの商いが発動したと見られ、その後のナイトセッションおよび、前場半ばにかけてのショートカバーにつながったようである。そのため、後場のこう着については、節目の2万7000円回復による達成感もある程度は影響しているものの、基本的には需給調整が一巡した影響と考えられる。 なお、NT倍率は先物中心限月で13.98倍に低下した。一時13.93倍まで下落し、直近の2点底形成の水準を下回ってきた。これにより3月16日につけた13.85倍を意識した調整トレンド形成に向かいやすく、NTショートのトレードが入りやすいだろう。指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]が依然として年初来安値水準での保ち合いで推移していることもあり、東エレクが明確な底入れからリバウンド基調を見せてくるまでは、NTショートによるスプレッド狙いになりそうだ。 手口面では、日経225先物はABNアムロが1580枚、野村が1360枚程度の売り越しに対して、みずほが2810枚、JPモルガンが540枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はソジェンが4150枚、BNPパリバが2840枚、モルガンSが1640枚程度の売り越しに対して、バークレイズが4860枚、野村が1980枚程度の買い越しだった。 株探ニュース
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