大阪9月限 日経225先物 26440 +160 (+0.60%) TOPIX先物 1885.5 +7.0 (+0.37%) 日経225先物(9月限)は前日比160円高の2万6440円で取引を終了。寄り付きは2万6430円とシカゴ日経平均先物(2万6435円)にサヤ寄せする格好から買い先行で始まった。直後につけた2万6360円を安値にリバウンドが強まると、前場半ばには一時2万6520円まで買われた。ただし、ナイトセッションでつけた高値2万6550円を捉えることはできず、買い一巡後は戻り売りに押されて、2万6400円~2万6470円辺りの狭いレンジ推移が続いた。 6月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて、日経225先物は売り買いともに仕掛け的な動きは入らず、前日の大幅な下げに対するリバランスが一巡した後は、動意薄の展開となった。5日、25日移動平均線に上値を抑えられた形状ではあったが、ショートを仕掛けてくることもなく下値の堅さは意識されており、模様眺めムードの強い状況だった。 また、グローベックスの米株先物でNYダウ、S&P500、ナスダック100のいずれも前日の終値水準でのこう着であり、多くの投資家がCPIの結果待ちの様子だった。東証プライム市場の売買高も8億9356万株にとどまり、4月18日以来(8億3481万株)の薄商いだった。 本日はソフトバンクグループ <9984> [東証P]、ファーストリテイリング <9983> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均株価をけん引する格好だったが、あくまでもリバランスの商いだったことが窺える。NT倍率も先物中心限月で14.02倍に上昇しているが、前日の反動といったところであり、切り下がる5日線に上値を抑えられる格好だ。 なお、CPIを無難に通過したとしても、決算シーズン到来で業績を手掛かりとした物色へ向かうなか、ヘッジを考慮したNTショートでのスプレッド狙いの動きを想定しておきたい。半導体株の明確な底入れからのリバウンドに加え、市場全体の売買高がある程度膨れてくるまでは、積極的にポジションを傾けてくる動きは限られるだろう。 手口面では、日経225先物はABNアムロが2270枚、ソジェンが790枚程度の売り越しに対して、野村が1160枚、シティが910枚程度の買い越しだった。売り方は裁定買い(現物買い・先物売り)に伴う動きと見られ、野村の買いはレバETFの調整買い、シティはリバランスに伴う買いといったところだろう。TOPIX先物はUBSが680枚、ドイツが550枚、シティが540枚程度の売り越しに対して、BofAが840枚、ABNアムロが600枚、モルガンSが570枚程度の買い越しだった。 株探ニュース
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