日経225先物は11時30分時点、前日比190円高の4万4670円(+0.42%)前後で推移。寄り付きは4万4640円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万4635円)にサヤ寄せする形から、買いが先行して始まった。現物の寄り付き直後には4万4810円まで上げ幅を広げる場面もみられた。同時に日経平均株価は節目の4万5000円に乗せて9月のSQ値(4万5016.28円)を突破した。いったん達成感が意識されるなか、中盤にかけて4万4370円まで軟化する場面もみられた。ただし、ボリンジャーバンドの+2σ(4万4400円)水準が支持線として意識され、終盤にかけてはプラス圏を回復し、4万4750円辺りまで切り返している。 日経平均株価が4万5000円台に乗せたことで達成感が意識され、日経225先物は利益確定に伴うロング解消の動きが入ったほか、短期的なショートも誘う形になったと考えられる。ただし、+2σを割り込んで積極的にショートを仕掛ける動きにはならず、終盤にかけてはカバーを誘う形で切り返してきた。日経平均株価は終盤にかけて4万4900円台での推移をみせており、再び4万5000円に乗せてくるようだと、先物市場へもロングを誘う形になりそうだ。 NT倍率は先物中心限月で14.17倍に低下した。一時14.25倍に上昇し、6月30日につけた14.24倍を上回ってきたことで、目先的な達成感からリバランスに向かわせたようである。+2σが14.13倍辺りで推移しており、同水準まで下げてくるようだと、NTロングの組成のタイミングとして意識されてきそうである。 株探ニュース
有望株(銘柄)の発掘・選択をサポートするサイトです。株価 ニュース 決算 テーマや企業情報などが満載。 株価変動要因となる情報や株式の売買タイミングに役立つ情報、迅速な投資判断ができる仕組みを提供します。