続落、主要国の景気後退懸念が強まる=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=94.70(-1.65 -1.71%)

 ニューヨーク原油は続落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が1.65~1.35ドル安、その他の限月は1.12~0.22ドル安。
 
 ユーロ圏や米国の7月の購買担当者景気指数(PMI)・速報値が弱かったことから、景気後退懸念が強まった。ユーロ圏の総合PMIは49.4、米国の総合PMIは47.5まで低下し、景気判断の分岐点である50を下回った。PMIはGDPに先行する傾向があり、50割れはリセッション入りを示唆する。ただ、米WSJが関係筋の話としてサウジアラビアの生産余力が限られていると報道したことが相場を支える場面もあった。来月3日の石油輸出国機構(OPEC)プラスの閣僚会合では、9月以降の生産調整が行われる見通し。

 時間外取引で9月限は94.23ドルまで下落し、前日安値を下回った。通常取引開始後はプラス圏に一時浮上したものの、上値は重くマイナス圏に押し戻された。
 
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