反発、ノルドストリーム１の供給量が再び減少へ＝ＮＹ原油概況

NY原油先物9月限（WTI）（終値）
1バレル＝96.70（+2.00　+2.11%）

　ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比（速報値）は期近２限月が１．９９～２．００ドル高、その他の限月は０．７５～１．９８ドル高。
　
　供給ひっ迫懸念が相場を支えた。ロシアからドイツへ天然ガスを供給するノルドストリーム１の供給量が減少することが背景。定期点検後、４０％まで回復していたノルドストリーム１の稼働率は２０％程度まで減少する。露ガスプロムによると、業界団体の指示で現在稼働中のタービンを追加的に停止する必要があるという。

　時間外取引で９月限は９３．０１ドルまで下落し、先週の安値を下回ったが、売りが一巡した後はプラス圏へ浮上した。通常取引開始後も買い戻しが続き、９６．９４ドルまで上げた。
　
MINKABU PRESS

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