パランティア・テクノロジーズ<PLTR>が大幅安。同社は米国の防衛・諜報機関のアナリスト向けにソフトウェアを提供する。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、売上高は予想範囲内となったものの、EBITDAは予想を上回った。 ただ、株価は冴えない反応。ガイダンスも公表しており、予想を下回る売上高見通しを示したことが嫌気されている。同社はガイダンスの修正について、「米政府による新たな大型案件の受注は除外しており、これがベースケースになると考えている。米国内の民間の顧客数は、2021年第2四半期の34社から今年の第2四半期は119社へ急増した」と述べている。 今回の見通しは顧客の予算が減少している中で、データソフトウェア企業が直面している厳しい課題を反映している。アナリストはスノーフレイク<SNOW>や他のソフトウェア企業、特にクラウドの存在感が大きい企業との競争激化で販売力が妨げられている。また、営業担当者の人員増加により営業利益率が顕著に圧縮される可能性があると分析している。 (4-6月・第2四半期) ・1株損益(調整後):-0.01ドル(予想:0.03ドル) ・売上高:4.73億ドル(予想:4.72億ドル) ・営業利益(調整後):1.08億ドル ・EBITDA(調整後):1.12億ドル(予想:1.05億ドル) ・FCF(調整後):6090万ドル (7-9月・第2四半期見通し) ・売上高:4.74~4.75億ドル(予想:5.06億ドル) ・営業利益(調整後):0.54~0.55億ドル (通期見通し) ・売上高:19.0億ドル(予想:19.8億ドル) ・営業利益(調整後):3.41~3.43億ドル (NY時間10:33) パランティア<PLTR> 10.00(-1.46 -12.71%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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