NY株式29日(NY時間10:16) ダウ平均 32134.75(-148.65 -0.46%) ナスダック 12116.02(-25.69 -0.21%) CME日経平均先物 28015(大証終比:+105 +0.37%) きょうのNY株式市場でダウ平均は続落して始まっている。先週のパウエルFRB議長のジャクソンホールでの講演を受けて、株式市場は幅広く売りが広がり、ダウ平均は1000ドル超急落していた。きょうもその流れが続いている。下値ではIT・ハイテク株などに押し目買いの動きも見られ、下げ渋る場面も見られているが、上値では戻り待ちの売りも多いようだ。 パウエル議長の講演はタカ派ではあったが、想定範囲内の印象も強い。ただ、株式市場はこれまで過度に楽観的になっていたこともあって敏感に反応したようだ。議長は大幅利上げが正当化される可能性があると述べ、インフレが和らぐまで政策金利が高止まりする可能性を示唆した。 株式市場では7月のインフレ指標がピーク接近の兆候を見せたことや、リセッション(景気後退)への警戒感から、FRBは来年に利下げに転じると期待している。しかし、議長の講演をきっかけに、その見方が揺らぎ始め、6月からのリバウンド相場が本格的な回復に繋がるとの楽観的な見方を一歩後退させている模様。 これまで市場からは、今回のサマーラリーを下げ相場の一時的な反転との見方が多く出ていたが、改めてその見方を意識しているようだ。 原油相場に買いが膨らんでおり、エネルギー株は上昇しているものの、銀行やIT・ハイテク株は軟調に推移。医薬品も下落している。 ネットフリックス<NFLX>が反発。広告付き新プランの料金について、月額7-9ドルと現行の広告なしの主力プラン(月額15.49ドル)の半分程度の設定を検討していると伝わった。10-12月期に少なくとも6つの市場で、この新オプションを導入する予定だとし、完全展開は来年以降かもしれないという。 ネットフリックス<NFLX> 229.81(+6.53 +2.92%) アップル<AAPL> 162.64(-0.98 -0.60%) マイクロソフト<MSFT> 266.05(-2.04 -0.76%) アマゾン<AMZN> 131.29(+0.54 +0.41%) アルファベットC<GOOG> 111.41(+0.11 +0.10%) テスラ<TSLA> 286.80(-1.29 -0.45%) メタ・プラットフォームズ<META> 162.46(+0.68 +0.42%) AMD<AMD> 89.78(-1.40 -1.54%) エヌビディア<NVDA> 161.27(-1.33 -0.82%) ツイッター<TWTR> 40.37(-0.09 -0.22%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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