NY株式9日(NY時間11:25) ダウ平均 32084.24(+309.72 +0.97%) ナスダック 12066.90(+204.77 +1.73%) CME日経平均先物 28150(大証終比:+150 +0.53%) きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸。上げ幅は一時389ドル高まで上昇した。インフレと中央銀行のタカ派な金融政策に市場の注目が集まる中、今週は3週間の連敗から脱しそうな勢いとなっている。 パウエルFRB議長は前日の講演でも引き続きタカ派姿勢を強調していたが、結局、米株式市場は上昇して終えていた。その動きを見て投資家の警戒ムードも一服しているのか、きょうは買い戻しが強まっている。 S&P500企業の株価収益率(PER)は過去10年間の平均値である17.2倍を下回る16.8倍で推移しており、魅力的なバリュエーションを指摘する向きもいるようだ。 市場では今月のFOMCでの0.75%ポイントの利上げ期待を高めており、それに伴いこのところ株式市場は不安定な動きとなっていた。依然ネガティブな見方は多く、「インフレと闘うためにFRBが何をしなければならないのか、市場はかなり過小評価している」との声も聞かれる。 「実質FF金利は歴史的なマイナスが続いている。つまり、FRBはまだ本気でインフレと闘えていないということで、投資家に強気に転じるべきとは言い難い」とも付け加えた。 ほぼ全面高の展開となる中、エネルギーや通信が買いをリードしているほか、IT・ハイテクや銀行も堅調。 アップル<AAPL> 156.74(+2.28 +1.48%) マイクロソフト<MSFT> 263.89(+5.37 +2.08%) アマゾン<AMZN> 132.01(+2.19 +1.69%) アルファベットC<GOOG> 111.23(+1.81 +1.65%) テスラ<TSLA> 298.34(+9.08 +3.14%) メタ・プラットフォームズ<META> 168.21(+6.15 +3.79%) AMD<AMD> 85.15(+2.37 +2.86%) エヌビディア<NVDA> 143.71(+3.81 +2.72%) ツイッター<TWTR> 41.97(+0.12 +0.29%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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