大阪12月限 日経225先物 27680 +30 (+0.10%) TOPIX先物 1933.0 +5.5 (+0.28%) 日経225先物(12月限)は前日比30円高の2万7680円で取引を終了。寄り付きは2万7690円と、小幅に反発して始まった。シカゴ日経平均先物(2万7720円)には届かず、ナイトセッションの終値(2万7760円)を下回って始まったこともあり、寄り付き後は売り優勢の動きから下落に転じ、前場半ばには2万7570円まで売られた。ただし、ナイトセッション同様、同水準での底堅さが意識されるなか、前引けにかけては買い戻され、一時2万7730円とシカゴ先物の終値水準まで上昇。ランチタイムでは2万7700円水準でこう着を見せていたが、後場に入ると2万7650円を挟んだ狭いレンジでの推移を継続した。 日経225先物は前場の時点で160円ほどの値幅だったが、後場は50円程度にとどまっており、スキャルピングのトレードも厳しい状況だった。NT倍率は先物中心限月で14.31倍に低下した。前日の水準での横ばいではあったが、指数インパクトの大きいファーストリテイリング <9983> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]などが上昇するなかでNT倍率は低下しており、方向感に乏しい相場であった。 来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)通過後のアク抜けは意識されるものの、前日のCPIショックの後だけに、先回り的な動きは入りづらい。また、15日の米国では9月のニューヨーク連銀製造業景気指数、8月の小売売上高、9月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数、前週分の新規失業保険申請件数の発表を控えていることも、積極的なポジションを取りに行く動きにならなかった一因であろう。これを通過したとしても、週末には9月のミシガン大学消費者態度指数の発表が控える。 また、東京市場は3連休に入るため、ポジションはニュートラルに近づけると見られ、明日も日中はスキャルピング中心の商いにとどまろう。そのため、ポジションを取るにしてもヘッジ対応となるため、NTスプレッドの動きは入りそうである。NT倍率は支持線として意識されている75日移動平均線水準に接近していることもあり、NTロングに向かわせよう。 手口面では、日経225先物はドイツが1280枚、ソジェンが780枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが530枚、SBIが500枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はドイツが1390枚、JPモルガン950枚、バークレイズが930枚程度の売り越しに対して、モルガンSが2630枚、ゴールドマンが1130枚程度の買い越しだった。 株探ニュース
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