続伸、英中銀の介入で英金融市場の混乱が落ち着く=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=82.15(+3.65 +4.65%)

 ニューヨーク原油は続伸。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が3.43~3.65ドル高、その他の限月は1.11~3.27ドル高。

 英中銀が長期債の一時的な購入や、量的引き締め(QT)の開始を来月31日に延期すると発表し債券暴落を収束させたことでポンド安の一服感が強まり、金融市場の混乱が落ち着いたことが原油相場の買い戻しにつながった。ポンド売り・ドル買いが巻き戻されたことがドル高を抑制したほか、主要な米株価指数の下げは一服した。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、石油製品需要がやや回復したことも下支えとなった。輸出も引き続き上向き。

 時間外取引で11月限は76.55ドルまで下落した後、買い戻しが優勢となりプラス圏へ浮上した。通常取引開始後も戻り歩調が続き、82.34ドルまで上昇した。

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