株価指数先物【昼のコメント】 抵抗線水準での利食いは想定内、2万7000円を割り込まずに底堅い値動きの印象

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比150円高の2万7060円(+0.55%)前後で推移。寄り付きは2万7140円と、シカゴ日経平均先物(2万7170円)にサヤ寄せする格好から買い先行で始まった。その後、ナイトセッションで付けた高値2万7190円まで買われたものの、これを超えられなかったため、次第に利益確定の動きとなった。ただし、前場半ばには2万7010円まで上げ幅を縮める場面が見られたが2万7000円近辺での底堅さも意識されており、狭いレンジでのこう着を継続している。

 テクニカル面では25日、75日移動平均線に上値を抑えられているため、直近の大幅上昇に対する利益確定の動きとなった。とはいえ、ショートカバーが強まりやすい需給状況であり、2万7000円を割り込まずに底堅い値動きの印象である。

 NT倍率は先物中心限月で14.13倍と前日比横ばいで始まり、一時14.10倍に低下する場面も見られたが、その後は14.16倍に上昇して推移している。日経平均型では東京エレクトロン <8035> [東証P]が冴えない一方で、ファーストリテイリング <9983> [東証P]やソフトバンクグループ <9984> [東証P]がけん引する格好。

 なお、TOPIX先物は上げ幅を縮めているものの、ナイトセッションで突破した25日線水準での底堅い値動きを見せている。同線が支持線として意識されるようだと、ショートカバーに向かわせやすく、NT倍率は低下傾向を見せそうだ。

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