大阪12月限 日経225先物 26390 -40 (-0.15%) TOPIX先物 1865.5 -5.5 (-0.29%) 日経225先物(12月限)は、前日比40円安の2万6390円で取引を終了。寄り付きは2万6350円と、シカゴ日経平均先物(2万6350円)にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まった。寄り付き直後につけた2万6300円を安値に前日の大幅な下落に対する自律反発の動き見せ、前場半ばには一時2万6500円まで買われる場面が見られた。ただし、前引けにかけて再び下げに転じると、後場は2万6330円~2万6440円辺りのレンジで推移し、2万6390円で取引を終えた。 日経225先物は前日の終値水準を挟んでこう着した。グローベックスの米株先物はNYダウが100ドル高程度と主要な株価指数先物はプラス圏で推移していたものの、12日の米国市場では9月卸売物価指数(PPI)、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、13日には9月消費者物価指数(CPI)の発表を控えて、方向感に欠ける相場展開だった。 また、イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁が緊急国債購入を計画通り今週で終了することを表明し、金融市場の混乱が警戒されたことも重荷となった。ただし、後場に入ると英中央銀行が延長の用意があることを金融機関に非公式に伝えたと報じられ、こう着ながらもリバランスの動きも見られた。 この報道の影響もあってか、NT倍率は先物中心限月で前場に一時14.08倍まで低下したものの、後場に入ると14.14倍へと上昇に転じていた。金融政策に関連した報道に振られやすい需給状況であるため、13日の米CPIを通過するまでは不安定な値動きが継続しそうだ。 また、日経225先物は前場半ばに2万6500円まで買われたものの、ボリンジャーバンドの-1σ水準をキープできなかった。バンドは下向きで推移しており、-2σは2万5490円まで低下してきた。10月3日の安値2万5610円まで下げたとしても、売られ過ぎシグナルは発生しないため、下へのバイアスが強まる局面は警戒しておきたいところであろう。 手口面では、日経225先物はドイツが1410枚、ゴールドマンが1040枚程度の売り越しに対して、野村が1400枚、ソジェンが690枚、SBIが680枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はドイツが3750枚、みずほが2360枚程度の売り越しに対して、バークレイズが2320枚、ABNアムロが1130枚程度の買い越しだった。 株探ニュース
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