スナップチャットを運営するスナップ<SNAP>が大幅安。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益は予想外の黒字となったものの、売上高は予想に僅かに届かなかった。企業の広告費減少が引き続き業績の足かせになっており、過去最も鈍い売上高の伸びを報告した。 同社は第3四半期に事業縮小と再集中を行い、8月には従業員の20%を削減。ユーザーや収益の増加、または同社の拡張現実(AR)への取り組みに寄与しないプロジェクトの切り捨てを発表した。 同社は声明で「収益の伸び悩みはプラットフォーム政策の変更、マクロ経済の逆風、競争激化など、昨年を通して指摘してきた多くの要因によって影響を受け続けている」と述べている。 今回の決算を受けてアナリストの投資判断引き下げも伝わった。「来年上半期の同社の広告収入にマクロの減速によるリスクが高まっている。また、エンゲージメントに関する幾つかの弱いデータは、マクロの逆風に加え、競争による何らかの影響を示唆している」と語った。 (7-9月・第3四半期) ・1株利益(調整後):0.08ドル(予想:-0.02ドル) ・売上高:11.3億ドル(予想:11.4億ドル) 北米:8.12億ドル(予想:8.21億ドル) 欧州:1.61億ドル(予想:1.64億ドル) ・EBITDA(調整後):7260万ドル(予想:2400万ドル) ・FCF:0.18億ドル(予想:-1.05億ドル) ・1日アクティブユーザー数(DAU):3.63億人(予想:3.60億人) ・契約者1人当たり平均収入(ARPU):3.11ドル(予想:3.19ドル) (NY時間09:47) スナップ<SNAP> 7.62(-3.17 -29.38%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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