玩具のマテル<MAT>が引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。EBITDAも予想を上回っている。ただ、通期のガイダンスについては、売上高は予想を据え置いたものの、1株利益やEBITDAは予想を下回る見通しを示した。高インフレが年末商戦に打撃を与えると見ていることを示唆している。同社は声明で「厳しいマクロ環境が見通しの下方修正に繋がった」と述べていた。 パンデミックに関連したロックダウンは過去2年間、玩具の販売ブームに拍車をかけた。しかし、その熱も冷めつつあるようだ。 同社のクライツCEOは、「インフレは粗利益率の面で収益性に影響を与え、さらに消費者需要にも影響を与えている」と述べた。 (7-9月・第3四半期) ・1株利益(調整後):0.82ドル(予想:0.73ル) ・売上高:17.6億ドル(予想:17.8億ドル) ・粗利益率(調整後):48.3%(予想:47.5%) ・EBITDA(調整後):4.73億ドル(予想:4.49億ドル) (通期見通し) ・1株利益(調整後):1.32~1.42ドル(予想:1.48ドル) ・売上高:8~10%増 ・粗利益率(調整後):約47%(従来:47~48%)(予想:47.4%) ・EBITDA(調整後):10.5~11.0億ドル(従来:11.0~11.3億ドル)(予想:11.0億ドル) (NY時間17:24)時間外 マテル<MAT> 18.80(-0.97 -4.91%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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