アジア株 豪州株は上値重い、CPIが30年ぶり7%突破で豪中銀が再びタカ派に転じる可能性 東京時間14:02現在 香港ハンセン指数 15490.67(+325.08 +2.14%) 中国上海総合指数 3018.60(+42.32 +1.42%) 台湾加権指数 12746.35(+80.23 +0.63%) 韓国総合株価指数 2252.99(+17.92 +0.80%) 豪ASX200指数 6806.50(+7.88 +0.12%) インドSENSEX30種 59543.96(休場) アジア株は総じて上昇、米株高を好感した買いが続いている。 香港株は大幅反発、特に目立った買い材料はない。きのうまで5日続落し、約13年ぶり安値圏にあることから値ごろ感で買い戻されている。医療品やハイテク、金融、自動車関連が軒並み上昇している。 上海株も反発、値ごろ感による買い戻しが続いている。元安が一服していることを受け投資家心理も改善している。複数の中国国有銀行が下落している人民元相場を支えるため、火曜日にドル売りを実施したと関係者の話としてロイターが報じている。中国景気減速などを受け、きのうまでオフショア人民元は対ドルで2日続けて過去最安値をつけていた。ゼロコロナ長期化に伴う景気冷え込みが不安視されており、中国市場から資金流出が続ている。 豪州株は上昇も上値の重い展開。約6週間ぶり高値をつけたことから、調整売りに押されている。また、インフレ加速に伴う積極利上げも警戒されている。豪州の第3四半期CPIは前年比で約32年ぶりに7.0%を突破した。インフレ加速を受け、ハト派に傾きつつある豪中銀が再びタカ派に転じ、次回会合で利上げ幅を50bpに拡大する可能性がある。ただ、豪中銀の今年末のインフレピーク予想7.75%程度はまだ下回っている。
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