靴メーカーのスケッチャーズUSA<SKX>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想を上回ったものの、1株利益は予想を下回った。ただ、株価は冴えない反応を示している。第4四半期の見通しが売上高、1利益とも予想を大きく下回った。 アナリストは「貨物輸送と物流による圧力が同社の売上高の強さを相殺した」と述べている。「第3四半期の販管費のネガティブサプライズは気掛かりだが、これは直販および物流に伴う5000万ドルのコスト増がなければ、予定通りだった」という。 「在庫水準が45%拡大したのは、運賃の問題もあるが、在庫の増加が四半期ごとに減速し、在庫と売上高のスプレッドが縮小していることを示している」と説明している。 「ただ、同社のバリュエーションは引き続き魅力的であり、潜在的な景気後退において同社に優位性をもたらすが、販管費のネガティブサプライズは2023年の視界に影を落としており、株価に短期的に水を差す可能性がある」とも指摘した。 (7-9月・第3四半期) ・1株利益(調整後):0.54ドル(予想:0.72ドル) ・売上高:18.8億ドル(予想:18.0億ドル) 直接販売:6.87億ドル(予想:6.96億ドル)) ・直接販売の既存店売上高:11.9%(予想:9.7%) ・粗利益率(調整後):47.1%(予想:48.0%) ・営業利益率(調整後):6.9%(予想:8.6%) ・在庫:17.8億ドル(予想:15.9億ドル) (10-12月・第4四半期見通し) ・1株利益(調整後):0.30~0.40ドル(予想:0.51ドル) ・売上高:17.3~17.8億ドル(予想:18.1億ドル) (NY時間10:36) スケッチャーズUSA<SKX> 33.89(-2.04 -5.68%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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