メタ・プラットフォームズ<META>が大幅安。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。ガイダンスも公表しており、第4四半期の売上高は予想を下回る見通しを示している。 広告収入は予想ほど落ち込まなかったものの、同社は景気の先行き不透明感による企業の広告予算縮小や、最近のアップルのプライバシー規則変更でSNS広告の効果が薄れたことに頭を悩ませている。今回のガイダンスはそれを織り込む内容となった。 今回の決算を受けてアナリストからの投資判断や目標株価の引き下げが相次いでいる。「メタの支出増は予想を大きく上回る。マクロの逆風を考慮してコスト抑制を予想した投資家へのリターンのタイムラインが明確でないまま、メタバースの損失拡大が予想される」と述べた。 また、「同社はメタバースへの投資を強化しており、これらの投資は5年後の同社を強固にすることが期待される半面、2023年度のフリーキャッシュフロー(FCF)を60%減少させる可能性もある」と指摘している。 (7-9月・第3四半期) ・1株利益(調整後):1.64ドル(予想:1.89ドル) ・売上高:277.1億ドル(予想:274.1億ドル) 広告収入:272.4億ドル(予想:268.6億ドル) ・営業利益率:20%(予想:22.1%) ・月間アクティブユーザー:29.6億人(予想:29.7億人) ・1日アクティブユーザー:19.8億人(予想:18.6億人) ・広告インプレッション数:+17%(予想:+11.8) ・平均広告単価:-18%(予想:-15.3%) (10-12月・第4四半期見通し) ・売上高:300~325億ドル(予想:322億ドル) (通期見通し) ・総費用:850~870億ドル(従来:850~880億ドル)(予想:851億ドル) ・設備投資:320~330億ドル(従来:300~340億ドル)(予想:305億ドル) (23年度通期見通し) ・総費用:960~1010億ドル(予想:932億ドル) ・設備投資:340~390億ドル(予想:290億ドル) (NY時間09:34) メタ・プラットフォームズ<META> 98.83(-30.99 -23.87%)
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