アジア株 春節明け上海株は下げ限定的、米中貿易は中国が折れるとの見方 トランプ習氏の会談に期待 東京時間11:11現在 香港ハンセン指数 20505.78(-284.18 -1.37%) 中国上海総合指数 3233.88(-16.58 -0.50%) 台湾加権指数 23151.80(+357.84 +1.57%) 韓国総合株価指数 2504.06(+22.37 +0.90%) 豪ASX200指数 8422.00(+48.02 +0.57%) アジア株は高安まちまち。 春節(旧正月)大型連休明けの上海株は0.6%上昇して始まったが、すぐにマイナス圏に転じている。第2次「米中貿易戦争」が懸念されている。ただ、下げは限定的にとどまるかもしれない。急落するようであれば政府系ファンドが株価下支えに動くうえ、当局が米中関税による景気悪化を防ぐためさらなる支援策を打ち出すだろう。また、2月10日の対米報復関税発動を前に中国が"折れ"米国と合意し緊張が和らぐ可能性もある。 トランプ米政権はきのう中国製品に対する関税を発効、その数分後に中国は報復として米国からのエネルギーや機器に対する輸入品に関税を課し、グーグルなど複数の米企業に制裁措置を発表した。中国の対米報復関税は2月10日に発効されるが、それより前に取り消される可能性がある。中国のほうが失うものが多いため中国側が折れるとの見方。トランプ米大統領と中国習近平国家主席が水曜日に電話会談する可能性があるとWSJが報じており、関係改善への期待感が広がっている。 また、春節中の消費拡大も好感されている。連休中の映画興行収入が92億元と過去最高を記録したもよう。「Nezha 2」(哪吒之魔童闹海)が大ヒットしており、興行収入50億元と休み中の興行収入の約50%を占めた。 上海株は0.50%安。エネルギーや生活必需品、金融、消費財関連の下げが目立つ。香港株は上昇して始まったが中国株の下落を受けマイナス圏に転じている。ハイテクや消費者サービス、自動車、不動産、医療品など幅広い銘柄が下落している。
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