株価指数先物【昼のコメント】 リバランスが中心だが、2万7000円割れの水準では押し目待ち狙いのロングも入りやすい

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比60円安の2万7240円(-0.21%)前後で推移。寄り付きは2万7070円と、シカゴ日経平均先物(2万7075円)にサヤ寄せする格好から、売りが先行して始まった。その後2万7000円を下回り、一時2万6960円まで下げ幅を広げたが、ナイトセッションの安値2万6930円を割り込まなかったことからショートカバーが優勢となり、終盤にかけて2万7260円まで下落幅を縮める場面があった。

 米国の時間外取引で前日のメタプラットフォームズに続き、アマゾン・ドット・コムが時間外取引で急落するなど、相次ぐ大型テック株の予想を下回る決算を嫌気した動きが先行した格好だった。ただし、決算評価からアドバンテスト <6857> [東証P]、信越化学工業 <4063> [東証P]が買われたほか、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]が売り先行後に上昇に転じ、日経平均株価を下支えする格好となっている。

 NT倍率は先物中心限月で一時14.34倍に下落する場面も見られたが、その後は14.28倍と75日線近辺での推移を継続しており、同線を下回る局面では、NTロングの動きが意識された。米連邦準備理事会(FRB)が年内に利上げペースを緩めるとの見方のなか、リバランスの動きが中心ではあるものの、2万7000円割れの水準では押し目待ち狙いのロングも入りやすいようだ。

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