反落、中国経済の再開を期待も買い続かず=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物12月限(WTI)(終値)
1バレル=91.79(-0.82 -0.89%)

 ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が0.82~0.72ドル安。その他の限月は0.58ドル安~0.25ドル高。

 中国共産党の幹部らが中国経済の再開について検討していると米WSJが伝えたことが相場を一時押し上げる場面はあったが、上値は重かった。ゼロコロナ政策からの脱却期待が高まっているものの、議論はゆっくりと進められているほか、経済再開のタイムラインは設定されていないとも伝わっている。

 時間外取引で12月限は90.40ドルまで下落した後、買い戻しが優勢になると下げ幅を消した。通常取引開始後は一時93.74ドルまで上昇し、中心限月として8月以来の高値を更新した。ただ、上げが一服するとマイナス圏へ押し戻された。

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