大阪12月限 日経225先物 28270 +840 (+3.06%) TOPIX先物 1982.5 +48.0 (+2.48%) 日経225先物(12月限)は前日比840円高の2万8270円で取引を終了。寄り付きは2万8050円と、シカゴ日経平均先物(2万7975円)を上回ってギャップスタートとなった。11月9日につけた戻り高値2万8010円(ナイトセッションを含む)を一気にクリアし、その後もショートカバーが優勢に。台湾加権指数、香港ハンセン指数が大きく上昇して始まったことも追い風となり、オプションSQ値(2万8255円86銭)を突破し、前場半ばには一時2万8330円まで上げ幅を広げた。 その後は急ピッチの上昇に対する過熱感から上げ幅を縮め、後場は概ね2万8130円~2万8250円辺りでのレンジ推移を継続。ただし、終盤にかけて「中国が新型コロナウイルス対策で義務付けている隔離期間を短縮」と伝わったことが材料視され、高値水準に迫る動きも見られた。 日経225先物はギャップスタートとなり、その後の強い値動きでボリンジャーバンドの+2σ水準を上回った。バンドは切り上がりを見せているため、大きく上放れて+3σ水準を捉えるような動きよりは、+2σの切り上がりに沿ったリバウンドの方が理想的であろう。本日の大幅高によってリバランスに伴うショートカバーも、ある程度は進んだとみられる。 NT倍率は先物中心限月で14.25倍だった。前場に一時14.31倍まで切り上がる場面も見られ、75日移動平均線を捉えたものの、後場は25日線水準までのリバランスの動きが見られた。指数インパクトの大きいソフトバンクグループ <9984> [東証P]が決算発表を取引終了後に控えて、高値更新後に利食いにより上げ幅を縮めたことが影響している。PTSでは弱い値動きで推移しているため、ADR(米国預託証券)市場の動向などを受けて、日経225先物はナイトセッションで仕掛け的な動きが意識されそうだ。 手口面では、日経225先物はソジェンが4060枚程度の売り越しであり、裁定買い(現物買い・先物売り)のトレードとみられる。一方で野村が1380枚、ドイツが1250枚程度の買い越しだった。野村はレバETFのヘッジに伴う買い越しとみられる。TOPIX先物はソジェンが3540枚、BNPパリバが1520枚、ABNアムロが1480枚程度の売り越しであり、それぞれ裁定買いに伴う商いであろう。一方で、みずほが1960枚、ゴールドマンが1340枚、三菱UFJが1210枚、野村が1210枚程度の買い越しだった。 株探ニュース
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