大阪3月限 日経225先物 28080 +190 (+0.68%) TOPIX先物 1970.5 +8.0 (+0.40%) 日経225先物(3月限)は前日比190円高の2万8080円で取引を終了。寄り付きは2万8010円と、シカゴ日経平均先物(2万7970円)にサヤ寄せする格好から買い先行で始まった。節目の2万8000円回復に伴う目先的な達成感により、現物の寄り付き直後に2万7920円まで上げ幅を縮める場面も見られた。ただし、支持線として意識される25日移動平均線を上回って推移するなか、ショートを仕掛けてくる動きは限られた。一方、現物市場では米長期金利の低下を受けて東京エレクトロン <8035> [東証P]など値がさハイテク株の一角が買われるなど、日経平均型にはリバランスに伴うショートカバーが入ったようだ。 この動きもあって前場半ば以降、日経225先物は節目の2万8000円を上回って推移。前場終盤にかけて2万8100円を捉えると、後場は2万8100円を挟んで2万8080円~2万8140円辺りと日中の高値水準で推移した。 日経225先物はナイトセッションの価格レンジ内での推移であり、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、リバランスに伴うショートカバーのほかは、全体としては模様眺めムードが強かった。FOMCについては利上げペースを減速させると予想されており、市場の関心はターミナルレートに向かっている。ピーク金利が予想を上回るようだと、アルゴ発動による波乱含みの展開には警戒しておく必要がありそうだ。 反対に予想の範囲内だった場合には、ショートカバーの動きを強めてくる可能性があろう。13日のS&P500は戻り売りに押され小幅な上昇にとどまっていたが、一時4100を超えて、12月1日の戻り高値水準を捉えてきた。週足では26週線を支持線とした底堅い値動きを継続するなか、52週線は4128まで低下している。52週線突破となれば、年初からの調整トレンドが強気に転換する可能性もあり、新たなロングを誘い込む展開が期待されよう。 下へのバイアスが強まる局面では、直近のリバウンド部分を帳消しにしてくる動きは十分考えられる。そのため、25日線が位置する2万7500円辺りがボトムになりそうだ。同水準には、ボリンジャーバンドの-2σが位置しており、調整一巡感も高まりやすい。一方で、上値については11月24日に付けた戻り高値2万8420円がターゲットになりそうだ。 手口面では、日経225先物はABNアムロが2900枚、野村が430枚程度の売り越しに対して、ドイツが1070枚、ソジェンが750枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はバークレイズが720枚、BNPパリバが440枚、JPモルガンが400枚程度の売り越しに対して、ドイツが750枚、ソジェンが540枚、ゴールドマンが330枚程度の買い越しだった。 株探ニュース
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